2006/10/13
ネット広告マッチングのための新しい数値計算手法を発表
概要
株式会社オプトリンクス(所在地:大阪市、代表取締役社長:藤川隆也、以下、オプトリンクス)は、全保存型差分法(注1)と対称合成法(注2)を組み合わせた高速・高精度な微分方程式系の数値解法の開発に成功し、時間対称性全保存型差分法として発表しました。
オプトリンクスは、インターネットをスケールフリー・ネットワーク(注3)として数理モデル化し、時間対称性全保存型差分法を用いてモデルの微分方程式を解くことで、ニーズに応じた様々なサービスを展開していく予定です。


背景
インターネットの普及に伴い、Google社のサービスに代表されるような、数学的な理論を利用して人間の手を介さずに自動的に各種サービス(情報収集、ランキング付け、お勧め情報抽出、情報分析など)を提供することがIT企業に求められています。
そこでオプトリンクスでは、スケールフリー・ネットワークを用いて、インターネット上のどのサイトが誰にとってどれくらい重要かを確率モデルを用いて自動的に計算するシステムを構築してきました。

成果
オプトリンクスでは、インターネット上の各サイトの重要度確率モデルを表す微分方程式系を開発しています。そしてその微分方程式系から、1)自動的に、2) 高精度に、3)
高速に、解を求めるために「時間対称性全保存型差分法」を開発し、以下の学会で発表しました。

発表ではデモンストレーションとしてアインシュタインの一般相対性理論の方程式を解き、従来の手法よりも約100倍の高速な計算が可能であることを実証しました(図1)。





今後の展望
オプトリンクスでは、今回発表した時間対称性全保存型差分法を使ってネット上の情報を分析し、インターネットを利用する人の嗜好に合ったサービスを提供していきます。


問い合わせ先
株式会社オプトリンクス
TEL: 06-6444-1711
E-MAIL: info@optlynx.com


研究内容に関する問い合わせ先
株式会社オプトリンクス テクニカルDivision 佐藤 哲
TEL: 06-6444-1711
E-MAIL: tetu-s@optlynx.com


用語解説
注1:全保存型差分法
エネルギー保存則、角運動量保存則など、物理学的な保存量を厳密に保存する微分方程式の数値解法
注2:対称合成法
時間発展写像に対し、時間を反転させることに対し対応が厳密に保存される時間対称性を持たせる写像構成法
注3:スケールフリー・ネットワーク

図2のように、重要度の高いノード(固まり)がつながることによって構成されるネットワークモデル



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